わずか3分の間に切られた、3枚もの交代のカード。

 鹿島アントラーズの7シーズンぶり8度目の年間王者獲得で幕を閉じた2016シーズンのJ1戦線。年間勝ち点3位から、Jリーグチャンピオンシップ準決勝では同2位の川崎フロンターレを撃破。決勝では同1位の浦和レッズに先勝されながらも、3日の決勝第2戦では2‐1の逆転勝利をもぎ取り、アウェイゴール数の差で通算18冠目を獲得する下克上が成就された舞台裏では、いったい何が起こっていたのか。

浦和は、選手の起用法などは普段通りだったとしも、精神状態が普通ではなかった。(特に監督)鹿島は、選手の起用法などは普段と違ったが、精神状態やチーム全体の意思統一など、普段通りだった。
浦和の監督が「素晴らしいシーズンで下を向くことはない」って言ってるけど、鹿島が逆の立場で負けたら「どんなにシーズンが良くてもタイトルが取れなかった。ダメなシーズンだった」と言うと思う。そこらへんがクラブとしての考え方の違い。勝負強さにつながってくるのかもしれない。チェスの駒の差もあっただろうな。交代がフィールドに残る選手のモチベーションを上げたのは、監督の采配と言うより日頃からのメンタル強化の差じゃないかな。
あくまで結果論にすぎないと思う。いくら石井監督が考えていたところで、引き分けてしまったらまた違う評価になっていただろう。ただ、一つ言えるのは、第1戦で使わなかった鈴木を第2戦で投入したのは大正解だと思う。また、赤崎を最後に入れたのも素晴らしかった。3人目で、植田が入っていたら、完全にカウンターはないと踏まれ、より浦和が攻撃に専念できたからだ。鹿島ファンだが、とにかく勝ってよかった。来年は、文句なく最高勝ち点で優勝してほしい。